お早うございます。今日はモールと自社サイトの違いについてです。

 

 

当社のECサイト専門リスティング広告代行事業のお客様の殆どは、アマゾン・楽天といったモールにも出店しています。ヤフーショッピング・ポンパレモールに出されている方もいらっしゃいます。当社に御相談に来た際に皆さんが言うのが

 

”モールは売れてるけど自社サイトが売れていない”

”モールは売れてるけど儲からない”

 

 

ということです。

 

 

(規模にもよりますが)モールで儲かりづらいのは至極当然だと思います。というのも、

 

”『固定費比率を上げて変動費比率を下げるのが儲かる原則』ですが、モール手数料は変動費比率が高い”

 

からです。

 

 

アマゾンにしろ楽天にしろ、出店料は 『月額固定費+変動費(売上の〇〇%)』 で決まります。この変動費は、アマゾンは商材によって変わり、楽天は売り上げ規模によって変わりますが、どちらも売上に対して出店料が決まる構図は同じです。

 

規模の拡大が利益率アップに繋がるのは、固定費比率が高いことが前提になっています。だから大企業などは、固定費比率を上げるための投資を行い(機械化など)、変動費比率(人件費など)を抑えようとするのです。モール(特に楽天)でも規模拡大で利益率アップには繋がりますが、そのペースはかなり緩いということです。

 

 

自社サイトではこれがありません。出店料(システム利用料)は定額で、固定費比率がモールより高いので儲かりやすいということですね(売れるようになるまでは手間がかかりますが)。

 

 

PS

モールごとの違いを敢えて書けば、

アマゾンは始めやすく売れやすいが、儲かりづらい(売上にかかる出店料が常に一定なため)

楽天は売るのはアマゾンより手間がかかるが、儲かりやすい(売上にかかる出店料が規模が拡大すると下がるため)

というところでしょうか。

 

 

★上記は原則論です。商材によって売れやすいモールなどもありますし、粗利率も違うので、ケースバイケースともいえます。